はごろも、下請け業者提訴 ツナ缶虫混入で損害 

 下請け業者が製造したツナ缶にゴキブリとみられる虫が混入し、ブランドイメージが傷つけられたとして、はごろもフーズ(静岡市)が下請けの興津食品(同)に約8億9700万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こしていたことが19日、分かった。

 訴状によると、2016年10月、山梨県内のスーパーで販売したツナ缶に虫が混入していたことが判明。混入問題が報道されるなどし、判明から約5カ月間で売上高は想定より約16億9300万円減少。また、消費者からの問い合わせに対応する緊急コールセンターの設置や購入者への返金などの負担も強いられたという。


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