相次ぐ米軍トラブルに抗議、沖縄 県議会「懸念払拭を」 

米軍ヘリ不時着など相次ぐトラブルへの抗議決議を全会一致で可決した沖縄県議会=19日、那覇市

 沖縄県内でヘリコプター不時着など米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属機のトラブルが相次いだことを受け、沖縄県議会は19日、日米両政府に在沖縄米海兵隊の国外・県外移転や2019年2月までの普天間飛行場の運用停止を求める抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 決議と意見書は、安倍晋三首相やハガティ駐日米大使らに「危機感を持ち、県民の懸念払拭に全力で取り組むべきだ」と指摘した。

 普天間飛行場に隣接する宜野湾市立普天間第二小運動場に米軍ヘリの窓が落ち、県議会として民間地上空での飛行訓練中止を求めたにもかかわらずトラブルが繰り返されたとし「極めて異常」と訴えた。


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