刑法犯認知件数、最少を更新 91万5千件、警察庁まとめ 

刑法犯認知件数の推移

 2017年に全国の警察が認知した刑法犯は91万5111件で、戦後初めて100万件を割り込んだ16年をさらに8万1009件下回って過去最少を更新したことが18日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。人口千人当たりの認知件数も7・2件で最少となった。

 警察庁によると、認知件数は02年の約285万件をピークに減少が続き、窃盗犯の大幅減が主な要因。一方、架空請求詐欺や略取誘拐・人身売買などは増加傾向で、担当者は「組織犯罪の傾向が特殊詐欺やサイバー犯罪に移行している可能性がある」と分析する。


  • LINEで送る