オホーツク上空で流氷観測、海保 平年並みに南下 

航空機から流氷観測する第1管区海上保安本部の観測員=17日午前、北海道紋別市沖のオホーツク海

 第1管区海上保安本部(小樽)は17日、オホーツク海で航空機による流氷観測を実施した。船舶と流氷の衝突を防ぐため毎年行っており、今年は平年並みのペースで流氷が南下、北海道紋別市の北北東沖約80キロに到達しているのを確認した。

 機内では、観測員2人が左右の窓から、海一面を覆う流氷を2時間にわたり観測。衛星利用測位システム(GPS)や方位磁針を使って機体と氷の位置を確かめ、流氷の種類や分布を地図上に手早く書き込んでいった。

 1管では例年、12月から翌年5月まで海氷情報センターを設置し、衛星画像などで把握した流氷の位置を船舶向けに提供する。


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