アジアインフラ銀、加盟国が拡大 最高格付けも、人材は不足 

北京で建設が進められるAIIBの本部ビル=15日(共同)

 【北京共同】中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は16日、開業2周年を迎えた。承認済みの加盟国数は当初の57から84カ国・地域に拡大し、投融資実績は24件、約42億ドル(約4700億円)に達する。債券発行の前提となる格付けも最高位を取得し、国際的な信用力を高めつつある。一方、人材不足が大きな課題となっている。

 AIIBは2015年12月に設立され、16年1月に開業。昨年12月にクック諸島や南米エクアドルなど4カ国の加盟を承認するなど加盟の輪は世界中に広がる。一方、日本は運営の透明性への懸念を理由に、米国とともに参加を見送っている。


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