カタルーニャの議会を招集へ 新たな州政権樹立で紛糾必至 

15日、スペインのカタルーニャ自治州バダロナで、独立問題を巡り当局に拘束された政治家の解放を求める人々(AP=共同)

 【パリ共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題を巡り、解散、選挙が実施された州議会(135議席)が17日、改選後初めて招集される。一方的な「独立宣言」に踏み切った結果、州自治権が停止され、独立派の前州政府首脳らが拘束されたり、国外に逃れたりする異常事態の中、新たな州政権樹立へ紛糾必至の情勢だ。

 昨年10月の独立に関する住民投票と「独立宣言」を主導した独立派は12月21日の州議選の結果、プチデモン前州首相の保守系、ジュンケラス前州副首相の左派系、極左系の3党合計で70議席と辛うじて過半数議席を維持した。


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