2018年1月15日 21:20 | 無料公開
15日、モスクワで記者会見するロシアのラブロフ外相(タス=共同)
【モスクワ共同】ロシアのラブロフ外相は15日の記者会見で、日本が導入を決めた米国製の地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」について、日本が運用するとの日本側の説明に「深刻な疑念を抱いている」と表明した。実際に運用するのは米国で、攻撃的兵器も発射できるとの見方を示し、日ロ関係に影を落とすと指摘した。
日本政府はイージス・アショアを「日本が購入し、運用する」と説明してきた。だがラブロフ氏は「米国が他国に兵器を配備し、その国に運用を委ねた例は地球上のどこにもない」と強調し「(日本を)例外扱いするとは、とても思えない」と述べた。