元名大生、3月に二審判決 殺人罪で一審無期 

 名古屋大在学中に高齢女性を殺害、高校時代にも仙台市で同級生ら2人に劇物を飲ませたとして殺人や殺人未遂の罪に問われ、一審で無期懲役の判決を受けた元女子学生(22)の控訴審公判が15日、名古屋高裁(高橋徹裁判長)で開かれ、結審した。判決は3月23日。

 弁護側は最終弁論で、元女子学生は重度な精神障害の影響で、責任能力がなかったと指摘。一審判決について「障害の問題を理解しないまま公正、公平な判断をしなかった」と批判した。

 検察側は「一審判決の事実認定に誤認はない」と控訴棄却を求めた。


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