2017年12月18日 21:35 | 無料公開
【ソウル共同】在日韓国人男性が1984年に韓国軍による拷問捜査で「北朝鮮スパイ」にでっち上げられた冤罪事件に絡み、被害男性の再審で拷問を否認したのは偽証罪に当たるとして、韓国検察が軍の元捜査官を在宅起訴していたことが分かった。関係者が18日、明らかにした。 元捜査官は95年に陸軍准尉で除隊した高炳天被告(78)。18日、共同通信の取材に「言うことはない。話したくない」とだけ答えた。起訴は13日付。 韓国では近年、在日韓国人に対するスパイ嫌疑捏造の再審で少なくとも30人の無罪が確定しているが、違法捜査を行った元捜査官の責任が追及されるのは極めて異例。