復興拠点の除染は25日に開始 全町避難の福島・双葉町で 

 環境省は18日、東京電力福島第1原発事故で立ち入りが制限されている福島県双葉町の帰還困難区域で、住民が再び住めるようにする「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の整備に向け、除染と建物解体の工事を今月25日に始めると発表した。

 今回の工事の対象は、JR双葉駅付近の主要道路など約7ヘクタールで、表土のはぎ取りや草刈りなどの除染と、約55軒の住宅や公共施設の解体を実施する予定。

 復興拠点は町の面積の約11%に当たる約555ヘクタール。国費で除染やインフラ整備を進め、2022年春ごろまでの避難指示解除を目指す。


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