日銀、企業物価見通し上昇 12月調査、景況感改善で 

 日銀が18日発表した12月の企業の物価見通し調査は、1年後の消費者物価予測が全体の平均で前年比0・8%上昇となった。前回9月の調査から0・1ポイント高まり、6月調査と同じ水準になった。大企業と中小企業の製造業、非製造業がいずれも0・1ポイントずつ上昇した。

 15日に発表された12月の企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感は5期連続で改善した。人手不足も一段と強まっており、値上げの動きが広がる可能性はあるが、3年後と5年後の全体の予想はいずれも前回と同じ1・1%上昇だった。

 大企業の1年後の予測は製造業、非製造業ともに0・6%の上昇。


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