チリ大統領にピニェラ氏 中道右派前職が返り咲き 

17日、チリ・サンティアゴで、大統領選の投票前に手を振るピニェラ前大統領(AP=共同)

 【サンティアゴ共同】南米チリで17日、中道左派バチェレ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が投開票された。地元メディアによると、中道右派ピニェラ前大統領(68)がバチェレ氏の後継候補ギジェル上院議員(64)を破り、再選が確実となった。就任日は来年3月11日で、任期は4年。

 選挙管理委員会の中間集計(開票率約67%)の得票率は、ピニェラ氏が約54%、ギジェル氏が約46%。

 11月の第1回投票で首位だったピニェラ氏と2位だったギジェル氏が決選投票に進んだ。大統領に連続再選は認められておらず、バチェレ氏は出馬できなかった。有権者数は約1435万人。


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