出直し選で畠山氏初当選 贈収賄事件の上尾市 

 ごみ処理業務を巡る贈収賄事件で逮捕、起訴された前市長の辞職に伴う埼玉県上尾市の出直し市長選は17日投開票され、無所属新人の元県議畠山稔氏(68)が、いずれも無所属新人の元市議鈴木茂氏(62)、元市議秋山かほる氏(62)、元県職員石山勝朗氏(84)を破り初当選した。投票率は35・19%。

 事件を受け、不正の再発防止が争点となった。畠山氏は「公正公平な市政」を訴え、支持を得た。

 事件では、市のごみ処理施設の入札を巡り業者から現金を受け取ったとして前市長の島村穣被告(73)が受託収賄罪で起訴され、11月に辞職した。


  • LINEで送る