原子炉建屋想定し高専生技術競う 福島で「廃炉創造ロボコン」 

第2回「廃炉創造ロボコン」で最優秀賞を獲得した奈良高専のチームリーダー安川昂佑さん(中央)ら生徒=16日午後、福島県楢葉町

 東京電力福島第1原発の原子炉建屋を想定した会場で、高専生が自作ロボットの操作技術を競う「廃炉創造ロボコン」が16日、福島県楢葉町で開かれた。廃炉技術に興味を持ってもらおうと文部科学省などが主催し、今年で2回目。全国15の高専から16チームが参加し、最優秀賞は奈良高専のチームが獲得した。

 競技会場は、階段で2階まで上れる「モックアップ階段」と、床に凹凸がある「ステップフィールド」の2種類があり、各チームはいずれかを選んでロボットを操作。強い放射線の影響があると想定し、ロボットに搭載したカメラを5分間しか使用できないといった制限があるのが特徴だ。


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