天皇退位式「外国客招待なし」 一般参賀も、陛下の意向 

 宮内庁の山本信一郎長官は14日の定例記者会見で、政府が検討している天皇陛下の退位の儀式について「陛下はできるだけ簡素になさりたいとのお考えを持っている」と明らかにした。外国賓客を招待せず、一般参賀やパレードを行う意向もないという。

 政府は、陛下が2019年4月30日に退位する際、退位の儀式を行うことを検討。実施されれば、江戸時代の光格天皇以来、約200年ぶりとなる。山本長官は会見で「内閣官房には、宮殿内で粛々と静かに行いたいとの陛下の気持ちを伝えている」と述べた。


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