企業で働く障害者49万人超 最多更新、全体の1・97% 

 厚生労働省は12日、民間企業で働く障害者の人数は今年6月1日時点で、前年比4・5%増の49万5795人だったと発表した。働く人全体に占める割合を示す雇用率は1・97%で、ともに過去最多を更新した。障害者雇用促進法で定めた雇用率2・0%を達成した企業は19年ぶりに半数を超えた。

 企業の法定雇用率は来年4月から2・2%に引き上げられるため、厚労省は「今から計画的に採用しようと積極的になっているのに加え、ハローワークで仕事を探す障害者も増えている」と分析している。

 雇用率が高かったのは医療・福祉業(2・50%)、理美容などのサービス業(2・15%)だった。


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