月回るステーションに参加検討 米国の宇宙計画、政府が決定 

宇宙開発戦略本部の会合であいさつする安倍首相(右端)=12日午前、首相官邸

 政府の宇宙開発戦略本部(本部長・安倍晋三首相)は12日、首相官邸で会合を開き、米国が2020年代後半の完成を目指す月を回る新たな宇宙ステーション計画や、国際協力による有人月探査に、日本も参加を検討するとした宇宙基本計画工程表を正式に決めた。

 日本は得意とする無人補給機や宇宙放射線を防ぐ技術などで貢献し、日本人宇宙飛行士が初めて月面に着陸する機会を得ることを目指す。

 11月の日米首脳会談で宇宙探査の協力推進に一致したことを受けた対応。有人宇宙開発の分野で国際的に発言権を保つ狙いもある。


  • LINEで送る