2017年12月12日 10:08 | 無料公開
オスロのノーベル平和センターを訪れ、ゲストブックにメッセージを記すサーロー節子さん=11日(共同)
【オスロ共同】非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)へのノーベル平和賞授賞式から一夜明けた11日、オスロのノーベル平和センターをカナダ在住の被爆者サーロー節子さん(85)が訪れ、広島・長崎の被爆資料の展示を見学した。ゲストブックに「核兵器の完全な廃絶という夢への、次の段階へ進むことができた」とのメッセージを記した。
13歳の時、広島で被爆したサーローさんは、授賞式で被爆者を代表して演説。この日、行方不明者のかばんや、ひしゃげた弁当箱の展示を感慨深げに見詰めていた。