2017年12月9日 22:30 | 無料公開
「被爆樹木」の種の贈呈式を前に、記念撮影する松井一実広島市長(右から4人目)、田上富久長崎市長(同3人目)と被爆者ら=9日、オスロ(共同)
【オスロ共同】非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)へのノーベル平和賞授賞式を前に、広島原爆を生き抜いた「被爆樹木」の種が9日、式典が開かれるノルウェー・オスロにあるオスロ大植物園に寄贈された。
贈呈式には、平和賞授賞式に出席するため現地を訪れている松井一実広島市長、田上富久長崎市長らが参加。両市長はオスロ大のスヴァイン・ストールン学長と共に、広島市中心部にあるイチョウ、クロガネモチ、エノキ、ナツメの木から採取された種を植木鉢に植えた。
松井市長は「平和の象徴として根付き、広く長く共有されてほしい」とあいさつした。