戦闘機「火龍」の排気ノズルか 中島飛行機跡地のICUで発見 

戦闘機のジェットエンジン排気ノズルとみられる部品(手前)について説明するICU高校の高柳昌久教諭(左)と、日本航空協会の長島宏行さん=24日午後、東京都三鷹市

 東京都三鷹市の国際基督教大(ICU)で、戦前の航空機メーカー「中島飛行機」が開発を担当していた戦闘機「火龍」に搭載予定だったジェットエンジンの排気ノズルと推定される部品が見つかり、24日に公開された。大学の敷地には、かつて中島飛行機の三鷹研究所があった。

 部品の調査に当たった日本航空協会(東京)の長島宏行さん(59)によると、第2次世界大戦中にジェット機の飛行に成功したのは日本など5カ国。国内に残る当時のジェットエンジンや部品は他に2点しかなく、貴重だという。

 ノズルとみられる部品は二つあり、縦約73センチの釣り鐘形。


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