タカタ、米企業と最終合意 1750億円で事業譲渡 

 欠陥エアバッグ問題で経営破綻したタカタは21日、中国系の米自動車部品大手キー・セイフティー・システムズ(KSS)に事業譲渡することで最終合意したと発表した。譲渡額は15億8800万ドル(約1750億円)で来年3月までの取引完了を目指す。滋賀県と佐賀県にある製造拠点や雇用は当面、維持される見通しだ。

 KSSは、正常なエアバッグやシートベルトの製品供給を続ける。一方、事業譲渡後に残った会社がエアバッグの改修に必要な部品の供給を2020年3月まで続ける方針だ。

 タカタは、今年6月に東京地裁に民事再生法の適用を申請し経営破綻した。


  • LINEで送る