山口の高2自殺で報告書 「いじめ以外にも要因」 

 山口県周南市で昨年7月、県立高2年の男子生徒が自殺した問題で、県教育委員会が21日に記者会見し、第三者委員会がまとめた調査報告書の概要を発表した。いじめがあったことを認めたが、「いじめのみを自殺の要因と考えることはできない」としている。

 報告書によると、生徒は同級生から日常的にからかわれるなどの「いじり」を受け、その中にいじめに該当するものもあった。生徒の「いじり」に教員が合わせることもあったという。

 無料通信アプリLINE(ライン)で、所属していた部活仲間のグループを退会させられたことなどもいじめと認定した。


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