補正予算2兆円台前半 建設国債7千億円追加 

 政府、与党は21日、2017年度補正予算案の追加歳出を2兆円台前半とする方向で最終調整に入った。財源不足を補うため建設国債を7千億円程度追加発行し、保育所整備や災害対応の公共事業に充てる。18年度予算案を12月22日に閣議決定する日程で調整しており、同時に決定する。

 残る財源は16年度決算の剰余金や、低金利で国債の利払いが減る分などで賄う。赤字国債の追加発行は避けるが、建設国債の積み増しにより国の借金が膨らむことに変わりはなく、財政状況の深刻さは一段と増す。

 補正予算の編成は、第4次安倍内閣が発足した今月1日の初閣議で安倍晋三首相が指示した。


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