2017年11月20日 17:23 | 無料公開
死亡事故の起きたおしゃぶり玩具
消費者安全調査委員会(消費者事故調)は20日、乳幼児が小さなおもちゃを口に入れ、誤って気管に詰まらせる事故を調査した報告書を公表した。聞き取り調査やシミュレーションの結果、直径4センチ以下の物は乳幼児の口に簡単に入り、特に0・6~2センチは喉に詰まる危険性が高いことが判明した。
乳幼児は唾液が多く、異物が喉の奥に入りやすい一方、せき込む力が弱く、詰まりやすい。事故調の宇賀克也委員長は「子どもが口に入れそうな物は全て窒息の危険性があると考えて」と呼び掛けている。
のみ込んだ場合、1歳未満なら背中をたたき、心肺蘇生と同様に胸を圧迫する処置を交互に行う。