中国の禁書扱い書店がまた閉店 常連客ら惜しむ声、香港・銅鑼湾 

閉店に追い込まれた「銅鑼湾書店」=6月、香港(共同)

 【香港共同】中国本土の禁書を扱っていた香港・銅鑼湾の書店「内部書店」が賃貸契約満了を理由に閉店したことが19日、書店関係者の話で分かった。再開計画は「今のところない」といい、中国本土の常連客らから惜しむ声が上がっている。

 香港の書店を巡っては、同様に禁書を多数販売していた「銅鑼湾書店」関係者5人が失踪する事件が2015年に発生、5人は後に中国当局の調べを受けていたことが分かり、書店は閉店に追い込まれた。内部書店についても中国の圧力を疑う声があるが、関係者は「契約上の問題。他の理由はない」と否定した。


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