3カ月長女殺害、初公判で認める 東京地裁 

 東京都世田谷区の自宅マンションで1月、生後3カ月の長女を浴槽に沈め殺害したとして、殺人罪に問われた無職鈴木由美子被告(39)は23日、東京地裁(島田一裁判長)の裁判員裁判初公判で起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「無抵抗の娘を浴槽に沈めた犯行態様は悪質だ」と指摘。弁護側は、心神耗弱状態で「娘の泣き声が近所迷惑なので死なせなくてはいけない」との思いがあったなどと主張した。

 起訴状によると、1月13日午前9時40分ごろから同10時ごろまでの間、長女の優佳ちゃんを風呂の浴槽に沈めて窒息させ、殺害したとしている。

 東京地検は約3カ月間鑑定留置し、起訴した。


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