2017年10月20日 23:27 | 無料公開
ファンが独特の掛け声でライブを盛り上げる「オタ芸」のため、演奏が聞こえなかったとして、兵庫県尼崎市の男性が、主催者側に約100万円の損害賠償とライブやり直しを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は、請求を認めなかった二審判決を支持し、男性の上告を退ける決定をした。18日付。男性の敗訴が確定した。 訴えられていたのは、アイドルグループのメンバーら。確定判決によると、男性が2014年1月、ライブ鑑賞した際、一部ファンが曲に合わせて掛け声を出した。 一審神戸地裁は「悪意を持ってコンサートを妨害する行為とは違う」と請求を棄却。二審大阪高裁も支持した。