西室泰三氏の死去を東芝が公表 お別れの会を予定 

西室泰三氏

 東芝は20日、東芝や日本郵政で社長を務めた西室泰三氏が14日午後8時50分、老衰のため死去したと正式に発表した。81歳。山梨県出身。葬儀・告別式は近親者のみで行った。喪主は長女陶子さん。東芝は後日、お別れの会を開く予定で日時などの詳細は未定という。

 慶応大卒業後、1961年に東京芝浦電気(現東芝)に入社。専務などを経て、96年に社長に就任した。東芝の会長を務めた後、東京証券取引所の会長に就いた。2013年から日本郵政社長を務め、体調を崩して16年に退いた。

 財界活動では経団連の副会長と評議員会議長を歴任したほか、多数の公職も務めた。


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