インド首都の大気汚染が本格化 祭の花火規制も効果薄く 

20日、大気汚染が本格化し、スモッグで視界が悪化したインドの首都ニューデリー(共同)

 【ニューデリー共同】インドの首都ニューデリーで、秋から冬にかけて深刻となる大気汚染が本格化してきた。19日を中心としたヒンズー教の大祭「ディワリ」での花火や爆竹について、当局は大気汚染を悪化させるとして販売を規制。しかし、在インド米国大使館によると、首都の微小粒子状物質「PM2・5」は20日、「危険」レベルに達した。

 ニューデリーでは、インドの急速な経済成長に伴って大気汚染のスモッグが深刻化してきた。野焼きや車の排ガス、祭りの爆竹などが原因とみられ、汚染度はしばしば中国・北京を上回る。


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