警視庁女性職員を書類送検、愛知 誘拐装い業務妨害容疑 

 名古屋市の実家に帰省中に自身が誘拐されたよう装い、愛知県警に一時捜査させたとして、県警は20日、偽計業務妨害の疑いで警視庁の20代の女性職員を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 送検容疑は9月20日、無料通信アプリLINE(ライン)で、「娘を誘拐した。5千万円用意しろ」との虚偽のメッセージを父親に送信。父親からの110番を受けた県警に、実家の電話に録音機を設置させるなどして捜査させ、業務を妨害した疑い。

 県警によると、女性は同20日未明に家族と口論となって実家を飛び出し、名古屋市内のホテルに滞在。その後、実家に戻ったため自作自演と判明した。


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