2017年10月20日 09:23 | 無料公開
メキシコの日産販売店の看板(ロイター=共同)
【ニューヨーク共同】日産自動車による新車の無資格検査問題を巡り、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は19日、タカタの欠陥エアバッグ問題や神戸製鋼所のデータ改ざん問題と合わせて報じ、品質の高さを売りにしてきた日本の自動車産業が「困難な時期」を迎えていると伝えた。
同紙は、日本車の品質に対する評価が、10人以上の死者を出して大規模なリコール(無料の回収・修理)につながったタカタのエアバッグ問題で大きく傷ついたと指摘。
それに加え、自動車産業の重要な供給企業の一つである神戸製鋼によるデータ改ざん問題が明るみに出たことも理由に挙げた。