2017年9月25日 16:55 | 無料公開
真っ赤に色づき、見頃を迎えた能取湖のアッケシソウ=25日、北海道網走市(小型無人機から)
オホーツク海に近い北海道網走市の能取湖畔で、湿地帯の一年草アッケシソウが真っ赤に色づき、見頃を迎えた。その見た目からサンゴ草とも呼ばれ、水辺に映える風景が観光客を楽しませている。
アッケシソウは塩分の多い湿地に生え、夏は緑色で、秋になると茎や枝が赤くなる。地元観光協会によると、能取湖では2010年の土壌改良がうまくいかず、一時は壊滅状態となった。専門家や地元関係者が回復に取り組み、約4ヘクタールあった群生地は8割ほどまで再生したという。
兵庫県宝塚市から来た会社員上野容子さん(27)は「海と赤いサンゴ草のコントラストがきれいですね」と話していた。