メルケル首相が4選へ、独総選挙 反難民派、第3党に躍進 

24日、ベルリンの投票所で投票する市民ら(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ連邦議会(下院)総選挙が24日投開票された。選挙管理委員会の暫定最終結果では4選を狙うメルケル首相の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が246議席を獲得し、153議席で2位の中道左派、社会民主党(SPD)に大差をつけた。メルケル氏の続投は確実。難民受け入れに反対する新興右派「ドイツのための選択肢(AfD)」は94議席で第3党に躍進し、初めて国政に進出した。

 CDU・CSUは単独過半数に届かず、SPDが現在の大連立を解消する意向を示したため、中道の自由民主党と環境政党の90年連合・緑の党との3党連立を模索するとみられる。


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