ミャンマー衝突で日本の懸念伝達 外務政務官、軍司令官らに 

 【ヤンゴン共同】堀井巌外務政務官は21日、訪問先のミャンマーの首都ネピドーでミン・アウン・フライン国軍総司令官らと会談し、治安当局とイスラム教徒少数民族ロヒンギャの武装集団の衝突や、大量の難民が隣国バングラデシュに流出している状況について、日本の立場と懸念を伝えた。

 日本外務省の関係者によると、堀井氏は武装集団による治安当局への攻撃を強く非難する一方、市民にも犠牲者が出ている状況に懸念を示した。

 アナン元国連事務総長を委員長とする政府の諮問委員会による勧告の着実な実施も要請。100万ドル(約1億1千万円)を上限とする緊急支援の実施も表明した。


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