規制委、来月4日にも「合格」へ 東電柏崎刈羽原発6、7号機 

記者会見する原子力規制委の田中俊一委員長=20日午後、東京都港区

 原子力規制委員会は、東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の審査で、10月4日にも事実上の合格証に当たる審査書案を了承する方向で調整に入った。関係者への取材で20日、分かった。27日の定例会合で審査書案について検討を始めるが、委員の交代や、拙速との批判があることから複数回の議論を重ねる必要があると判断した。ただ、地元同意の見通しが立っておらず、再稼働は数年先とみられる。

 規制委は、20日午前の会合に出席した東電の小早川智明社長が「安全文化の確立」について保安規定に明記すると確約したため、焦点だった原発事業者としての適格性を容認。


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