白斑問題で販売会社社員が調停 カネボウ、情報提供の「犯人視」 

 カネボウ化粧品の美白商品による白斑問題に絡み、報道機関への内部資料提供を疑われ、精神的苦痛を受けたとして、関連の販売会社社員盛本英靖さん(50)が20日、カネボウ化粧品と所属会社に計100万円の損害賠償を求める民事調停を京都簡裁に申し立てた。

 申立書などによると、盛本さんは白斑問題の事務責任者。2014年9月、販売会社の会議資料に、損害賠償を求める可能性がある被害者を「地雷原」と表現していたことが報じられた後、カネボウ化粧品社員らから報道機関への情報提供に関わっていないか尋ねられ、様子を撮影された。

 カネボウ化粧品は「コメントできない」としている。


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