東証続落、米政権運営に懸念 円高で売り優勢 

日経平均株価を示すボード=17日、東京都内(AP=共同)

 17日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅続落した。米国では大企業経営者らがトランプ大統領に政策を助言する組織の解散が明らかになり、米政権運営への懸念が高まって円高ドル安が進み、東京株は売り注文が優勢になった。

 終値は前日比26円65銭安の1万9702円63銭。東証株価指数(TOPIX)は1・18ポイント安の1614・82。出来高は約14億3600万株にとどまり、薄商いだった。

 早期の米追加利上げ観測の後退もドル売りの材料となり、円相場は一時1ドル=109円台を付け、製造業の銘柄などに売りが出た。ただ、前日の欧米株高は好感された。


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