自民・二階派が改憲提言 「来年前半に国会発議」 

 自民党二階派(会長・二階俊博幹事長)は、来年前半に憲法改正の国会発議を実現させるべきだとする提言をまとめた。改憲項目として、現行9条1、2項を堅持し、自衛隊の存在を明記する別立ての「9条の2」を設ける内容が柱。同派関係者が27日、明らかにした。安倍晋三首相の提案を支持する内容で、党内の改憲議論を後押しする狙いがある。

 提言では、改憲に向けて「挙党態勢で、国民の理解を得るべく行動すべきだ」と訴えた。具体的内容として、9条への自衛隊明記のほか、大災害時に国会議員任期を延長する緊急事態条項の創設も盛り込んだ。


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