エムケイ創業者お別れの会 野中氏、業界への貢献を称賛 

 6月に88歳で死去した京都市のタクシー会社「エムケイ」創業者、青木定雄氏のお別れの会が26日、同市東山区のホテルで営まれた。交友があった野中広務元官房長官(91)も出席し、「京都でサービス向上に努力されたのが業界全体のレベルアップにつながった。長い間ご苦労さまでした」と追悼した。

 黙とうの後、社員が社訓を斉唱。会場には門川大作京都市長や臨済宗相国寺派の有馬頼底管長ら約1300人が参列し、故人をしのんだ。

 青木氏は「タクシー業界の風雲児」と呼ばれ「同一地域、同一運賃」に反対。行政訴訟で全面勝訴し、全国で初めて運賃値下げを断行、低価格タクシーに道を開いた。


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