岸田外相、続投か党四役 首相、要職処遇を伝達 

 安倍晋三首相は8月3日にも実施する内閣改造・自民党役員人事を巡り、岸田文雄外相を政権の要職で処遇する意向を固め、20日夜の会食の際に伝えた。岸田氏は外相続投か党四役に就く方向となった。政府、与党関係者が21日明らかにした。内閣支持率が低下する中、後継首相「ポスト安倍」を目指す岸田氏を取り込んで挙党態勢で政権の安定を図る狙いだ。公明党の石井啓一国土交通相は留任が強まった。

 首相は岸田氏と2時間弱にわたって会談し、憲法改正への協力も要請した。具体的な人事ポストには言及しなかった。岸田氏は「安倍政権を全力で支える」と応じ、首相の人事構想に従う見通しとなった。


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