米国が北朝鮮旅行禁止 8月下旬、大学生死亡受け 

 【ワシントン、北京共同】米国務省は21日、ティラーソン国務長官が米国人の北朝鮮渡航禁止を決定したと発表した。人道支援の目的などで渡航する場合には国務省の許可を得る必要がある。一方、北朝鮮旅行を取り扱う中国の複数の旅行会社は21日、北朝鮮旅行が8月下旬から禁止されるとの通知を受けたと明らかにした。北朝鮮で米国の利益代表を務める在平壌スウェーデン大使館が通知した。

 北朝鮮で拘束された米国人大学生オットー・ワームビア氏が昏睡状態に陥り、解放後に死亡した問題を受けた措置とみられる。米政府は北朝鮮による不当な米国人拘束を防止するため、旅行禁止措置を検討していた。


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