日航機事故、三十三回忌法要 群馬・藤岡、安置所の寺で 

群馬県藤岡市で営まれた日航ジャンボ機墜落事故の三十三回忌法要=21日午前

 520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落事故が8月12日で発生から32年になるのを前に、群馬県藤岡市の光徳寺で21日、三十三回忌の法要が営まれた。僧侶や地元住民のほか、遺族も参列した。

 光徳寺は事故後、遺体の安置所になり、境内には520人の氏名を刻んだ石碑がある。三十三回忌が仏教の重要な節目であることや事故の風化を防ぎたいとの思いから、曹洞宗群馬県宗務所が中心となって企画した。

 本堂に読経が響く中、参列者が焼香。終了後には、寺に隣接する保育園の園児たちも本堂の外に設けられた焼香台に向かい、手を合わせた。


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