違法操業の北朝鮮船460隻排除 EEZ内、海保集中取り締まり 

 日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)内で急増している北朝鮮漁船の違法操業に対し、政府が海上保安庁の大型巡視船や航空機を投入し、集中取り締まりを始めた。今月9日から既に460隻を排除。北朝鮮に断固とした姿勢を示し、警戒を強める狙いがある。

 違法操業が集中している海域は日本海の中央の「大和堆」と呼ばれる海底山地がある周辺。水深が浅く、スルメイカの好漁場となっている。北朝鮮が4日に発射した大陸間弾道ミサイルの落下点に近い。

 5月下旬、日本の漁船が漁を始めたところ、北朝鮮の漁船も大挙して到来。流し網を垂らして接近してくるため、日本漁船は現場を離れざるを得ない。


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