2017年6月29日 05:40 | 無料公開
【ニューヨーク共同】米連邦捜査局(FBI)は28日までに、ロシアの大手情報セキュリティー会社「カスペルスキー研究所」の全米各地の社員10人以上から任意で事情聴取した。容疑は不明。NBCテレビによると、諜報対策の捜査の一環だという。 米当局は、同社のユージン・カスペルスキー最高経営責任者(CEO)はロシアの情報当局に近いとみている。米大統領選干渉などを巡る疑惑「ロシアゲート」の捜査が進む中、同社のソフトが米国へのサイバー攻撃やスパイ行為に利用される事態を懸念する声が米国の一部で出ている。 同社のウイルス対策ソフトは米国や日本を含め世界で広く利用されている。