千代田区の昼人口、夜の14倍 企業や役所集中、国勢調査 

東京都千代田区丸の内周辺のビル街と皇居=4月

 昼夜の人口差が最も大きいのは東京都千代田区で、昼は夜の14・61倍に上ることが28日、2015年国勢調査で分かった。企業や役所が集中し、昼は区外からの通勤が多いためだ。ただ、最近は東京都心のマンション建設が増加。千代田区も居住人口が増えており、昼夜の人口比率は10年調査の17・39倍から下がった。

 総務省が市区町村ごとに集計。住んでいる人の数を夜間人口、通学や通勤で行き来する人を加減した数を昼間人口として、夜に対する昼の比率を算出した。買い物客、観光客は反映していない。

 千代田区は夜間5万8千人に対し、昼間は85万3千人だった。


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