タカタ株、68%安の35円 「マネーゲームの様相」 

 28日の東京株式市場で、民事再生法の適用を26日に申請したタカタ株が、前日終値比68・18%安の35円で取引が終了した。売り注文が優勢だったが、投機的な売買が活発となった。市場では「上場廃止までのマネーゲームの様相を呈した」(大手証券)との声が目立った。

 東京証券取引所は28日から、タカタ株の値幅制限を最初の取引成立まで撤廃すると決めていた。35円で取引が始まり、49円まで値を戻す場面もあったが、売りに押され、じりじりと値を下げた。29日以降は、通常の制限値幅を適用する。

 タカタ株は26日に終日取引停止となり、27日から再開した。


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