エレベーター事故、台車が原因 名古屋のスーパー 

 名古屋市のスーパーで昨年12月、荷物用のエレベーターに従業員が挟まれて死亡した事故について、国土交通省の社会資本整備審議会は28日、荷物を載せる「かご」の内部で運搬用台車が挟まっている間に、かごを動かすチェーンが緩んだのが原因とする報告書を公表した。台車を取り除いた際にかごが落下した。

 事故は昨年12月16日午後、名古屋市名東区のスーパーで発生。従業員がかごの天井部と2階の床の間に挟まれ死亡した。

 報告書によると、従業員が2階でエレベーターに台車を入れ、1階で呼び出しボタンを押して作動させたが、かごは下りてこなかった。


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