左翼ゲリラが武装解除完了 コロンビア、和平履行前進 

27日、コロンビア・メセタスで開かれた式典に参加したサントス大統領(左)とコロンビア革命軍(FARC)のロンドニョ最高司令官(右)(ロイター=共同)

 【サンティアゴ共同】南米コロンビアで半世紀以上にわたり政府と内戦を繰り広げ、昨年、和平合意に達した左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)が27日、武装解除を完了した。同国メディアは「FARCは公式に武装組織ではなくなった」と報道。和平履行が大きく前進し、今後はFARCの政治参加やゲリラの社会復帰などが焦点。

 南部の山岳地帯で開かれた式典でサントス大統領は「国民と世界は和平が本物で後戻りしないことを理解するだろう」とあいさつ。FARCのロンドニョ(通称ティモチェンコ)最高司令官は「われわれは合法的かつ民主的な性格の組織として存在し続ける」と強調した。


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