AI診療支援、20年度実現 厚労省、安全対策も整備 

 厚生労働省の懇談会は27日、人工知能(AI)を利用した病気の診断や医薬品開発の支援を2020年度にも実現することを盛り込んだ報告書を公表した。同省は必要な施策や予算の確保を進め、20年度の診療報酬改定でAIを使った医療を診療報酬に反映させることを目指す。

 安全で有効な治療を受けられるよう、AI機器の評価体制の整備も進める。それでもAIの判定には誤りがあり得ることを踏まえ、最終的な診断や治療方針の決定と責任は医師が担うべきだと明記した。

 報告書では、開発を進める重点領域として「ゲノム医療」「画像診断支援」「診断・治療支援」「医薬品開発」の4領域を挙げた。


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