市販薬品のテロ利用防止で訓練 警視庁、薬剤師対象に 

テロリスト役の警察官を相手にした対処訓練で連絡先などを確認する薬剤師=24日午後、東京都文京区

 爆発物の原料となる薬品がテロリストに渡るのを防ごうと、警視庁公安部は24日、東京都文京区で、都内の薬剤師を対象に不審者が来店した場合の対応方法の講習と訓練を行った。警視庁は2020年東京五輪・パラリンピックに向け、テロに使われる道具が購入される恐れのあるホームセンターや火薬の取扱店などの民間業者と連携を強化している。

 講習には薬剤師ら約40人が参加。塩酸や過酸化水素水などを求める不審な客が来店した際には、免許証などで相手の名前や連絡先を確認して、すぐに地元の警察まで連絡するよう求めた。


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